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生活習慣病を招く肥満は体脂肪燃焼で改善
運動と体脂肪燃焼系ドリンクを組み合わせて上手に減量
基礎代謝と事務などの軽い労働で消費されるエネルギーは男性で平均2200kcal、女性で平均1800kcalくらいです。日本人の成人の平均的な1日の摂取エネルギーは男性で2500kcal前後、女性で2000kcal程度ですから、あと200〜300kcalを毎日の運動で消費することが肥満予防につながります。
そのためには、どのような運度をどの程度すればいいのかを知ることも必要です。
出来れば効率よく体脂肪を燃やしたいと考える人も多いと思います。
最近、運動による体脂肪の燃焼効率を上げると考えられている成分を配合したスポーツドリンクが話題になっています。代表的な成分がL-カルニチンや異性化リノール酸(トナリン)などです。
脂肪は腸から吸収され、筋肉の細胞に取り込まれてエネルギー源として燃焼しますが、余分な脂肪は脂肪細胞に入り体脂肪となります。細胞に取り込まれた脂肪は細胞内のミトコンドリアというエネルギー製造工場で燃焼してエネルギーになりますが、アミノ酸の一種であるL-カルニチンは脂肪と結合してミトコンドリアへ運搬する働きがあり、運動時の脂肪の燃焼を促進するといわれています。また、血中コレステロール値の上昇を抑えることも確認されています。
一方、ひまわりの種からとった油の一種であるトナリンは、脂肪が脂肪細胞に取り込まれるのを阻害します。また、脂肪細胞に取り込まれてしまった脂肪を血液中に放出する働きや、脂肪の運搬役であるL-カルニチンの作用を高める働きがあるといいます。
このほかにも体脂肪の燃焼を促すアミノ酸、体脂肪の燃焼を補助するカプサイシンや大豆ペプチドなどを配合したスポーツドリンクなどがあります。
これらを上手に使って肥満を解消してみるのもいいかもしれません。
ただし
あくまでも運動をしなくてはこれらの成分が有効に働かないことを忘れないでくださいね。
肥満はあらゆる生活習慣病の危険因子!ウオーキングの薦め
最近、体を動かすのが億劫(おっくう)になった、ズボンのベルトの穴が一つずれた、などといった肥満の兆候はありませんか。
肥満が高血圧や動脈硬化、高脂血症、糖尿病の危険因子になることはよく知られています。これらの生活習慣病のやっかいな点は、痛いとか動悸(どうき)がするといった症状が現れにくいことです。
だからといって肥満や生活習慣病を放置しておくと、やがては脳卒中や狭心症、心筋梗塞(こうそく)などの命に関わる重大な病気を招くことになります。
肥満解消には有酸素運動の
ウオーキングがいちばん
生活習慣病の危険因子になる肥満を解消するには、適度な運動と食生活の改善がポイントになります。運動といってもスポーツ選手がするような激しい運動(無酸素運動)は避けてください。
肥満を解消するのに適した運動とは、酸素を体に取り込みながら脂肪をエネルギー源として燃やす軽いジョギングや水泳などの有酸素運動です。その中でも、ウオーキングは腰やひざ、心臓などに余分な負担をかけず、手軽にいつでもどこでも、お金をかけずにできる最も優れた有酸素運動といえます。
■ 週3〜4日、1回20〜30分の早足ウオーキングが目安
ウオーキングの効用は、脂肪の消費による肥満解消ばかりではありません。血液循環の改善、血圧上昇の抑制、血液中の中性脂肪の低下や善玉コレステロールの増加、インスリン作用の改善、心肺機能の向上など、生活習慣病を予防する効果がたくさんあります。ウオーキングの効果を最大限に引き出すためには、年齢を考慮した運動時間と心拍数がポイントになります。
■ 正しいウオーキングで効果的に減量
ウオーキングが肥満解消や生活習慣病の予防に有効といっても、ただ漫然と歩くのはもちろんのこと、背中を丸めたり、足を引きずるように歩いたのでは効果はありません。
胸を広げて呼吸しないと酸素が十分に取り込めませんし、姿勢が悪いと腰やひざなどに負担をかけてしまいます。効果を上げるためには、自分の足にフィットした靴で、正しいフォームを保って一定のリズムで歩くことが大切です。
正しいウオーキングフォーム
目はやや遠くを見る あごを引く 肩を張り、背筋を伸ばす 腕を90度に曲げて、前後に大きく振る リズミカルな歩調で ひざの裏をしっかりと伸ばす 歩幅はできるだけ広く取り、力強く歩く かかとから着地する
生活習慣病を招く肥満は内臓型肥満に注意
ウエスト周辺に脂肪がつく内臓型肥満に要注意
脂肪が体のどこについているかによって生活習慣病を招きやすいかどうかがある程度わかります。
肥満と生活習慣病の関係について着目し、世界で初めて発表したのはフランスのバーグ教授だといわれています。
バーグ教授は、下腹部やお尻、太ももなどの下半身に脂肪がつく女性型肥満(洋なし型肥満)より、ウエストや胃のあたりに脂肪がつく男性型肥満(りんご型肥満)のほうが糖尿病になりやすいと指摘しました。それ以来、りんご型肥満に生活習慣病が起こりやすいという研究報告が相次ぎました。
その後の研究で、りんご型肥満の多くは腸の外側にある腸間膜に脂肪がつく内臓型肥満であることがわかってきました。一方の洋なし型肥満に多いタイプは皮下脂肪型肥満です。内臓型肥満になると肝臓でのさまざまな代謝に異常を来たし、生活習慣病の発症に影響すると考えられています。
最近の体脂肪計の進化には目覚ましいものがあります。体脂肪計と歩数、消費カロリー計が一体となった携帯式のものもあり、体脂肪率や体脂肪量、肥満度を測定できるだけでなく、目標消費カロリーの算出、歩数や消費カロリーの測定ができます。さらに、自分のウエストの数値を入力することで内臓脂肪量の目安を表示してくれる体脂肪計まで登場しました。肥満が気になる人は、一度体脂肪計で体脂肪率を測定してみてはいかがでしょう。
体重による肥満の診断
現在、成人においては、体重による肥満診断として、BMIが頻繁に用いられている。日本肥満学会基準によると、BMIが、
17.9以下なら低体重(やせ気味)
18.0以上24.9以下なら正常
25.0以上29.9以下なら肥満度I
30.0以上34.9以下なら肥満度II
35.0以上39.9以下なら肥満度III
40.0以上なら肥満度IV
である。
乳幼児ではBMIはKaup指数と呼ばれ、18.0以上が肥満傾向とされる。
学童では、Röhrer指数(=10×体重[kg]÷(身長[m])の3乗)が160以上で肥満とされる。
これらは身長と体重から単純に計算された値であるから(成人の正常体重ではBMI=22)、大体の目安にはなるが、これだけでは筋肉質なのか脂肪過多なのか、皮下脂肪型肥満なのか内臓型肥満なのか、一切分からないという批判を受ける。 BMIは標準体型の人には当てはまるが、骨太の人、足長な人、骨細の人、筋肉の多い人等には間違った判定が出る欠点がある。
このため、肥満と診断する際は下のような定義と併用することがある。
体脂肪率による肥満の診断
適正な体脂肪率は、男性では15〜19%、女性では20〜25%である。これを下回ると低脂肪で、これを上回ると肥満となる。体脂肪率を用いれば、いわゆる隠れ肥満がつかめ、また、筋肉質なのか脂肪過多なのかも分かる。しかし、正確な体脂肪率の測定には困難を伴うため、いまだその値の扱いをめぐって一定の見解をみていないのが現状である。 CT・MRI等で体脂肪面積を測定し、体脂肪率を推定するのが最も正確と言われる。
タグ:生活習慣病
肥満は生活習慣病の元凶になる
肥満は健康維持の大敵よ!
肥満が糖尿病、高血圧、高脂血症などの生活習慣病の原因となることをご存じの方も多いと思います。肥満を予防したり、改善することが健康的な生活を送る基本であることはいうまでもありません。肥満の判定で一般的によく使われているのがBMI(体格指数)です。BMIは体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で求められ、日本肥満学会ではBMIが25以上を肥満としています。
ただ、外見が太っているからといって一概に肥満とはいえませんし、その逆にBMIが25未満だから肥満ではないともいいきれません。肥満は身長と体重の関係だけで決まるわけではなく、問題になるのは体重に占める脂肪の割合(体脂肪率)にあります。
スポーツ選手の場合、BMIだけでみると肥満と判定されてしまいますが、体重に占める筋肉や骨の割合が高く体脂肪率は少ないのです。相撲の力士がその典型で、現役時代の横綱・千代の富士(現九重親方)は、体脂肪率が15%だったといわれています。
標準とされる体脂肪率は男性で15%、女性では25%が目安になります。体脂肪率が男性で20%以上、女性で30%以上になると肥満と考えられます。太って見えなくとも体脂肪率の高い人のことを俗に“隠れ肥満”といいますが、このタイプが問題となります。
タグ:生活習慣病
肥満による健康への影響
肥満は数多くの疾患のリスクファクターとなる。
特に、皮下脂肪型よりも内臓脂肪型(腹部CT上、内臓脂肪と皮下脂肪の比が0.276以上で診断)のほうが、合併症の頻度は大きくなる。
■高脂血症
■高コレステロール血症
■高中性脂肪血症
■高血圧
■動脈硬化
■虚血性心疾患
■脳卒中
■閉塞性動脈硬化症
■糖尿病…インスリン抵抗性の獲得によると考えられている。
■体重負担による、変形性関節症
■肥満による睡眠時無呼吸症候群
※コレステロール
またはコレステリン はステロイドに分類され、その中でもステロールとよばれるサブグループに属する有機化合物の一種である。分子式は C27H46O と表される。室温で単離された場合は白色ないしは微黄色の固体である。生体内ではスクアレンからラノステロールを経て生合成される。
いわゆる「善玉/悪玉コレステロール」と呼ばれる物は、コレステロールが血管中を輸送される際のコレステロールとリポ蛋白がつくる複合体を示し、コレステロール分子自体をさすものではない。善玉と悪玉の違いは複合体をつくるリポ蛋白の違いであり、これにより血管内での振る舞いが変わることに由来する。これらのコレステロールを原料とする複合体分子が血液の状態を計る血液検査の指標となっている。
コレステロール分子自体は、動物細胞にとっては生体膜の構成物質であったり、さまざまな生命現象に関わる重要な化合物である。よって生体において、広く分布しており、主要な生体分子といえる。
※モノグリセリド
(モノアシルグリセロール)、ジグリセリド(ジアシルグリセロール)、トリグリセリド(トリアシルグリセロール)を総称して中性脂肪というが、血液中に含まれる中性脂肪のほとんどはトリグリセリド (Triglyceride、Triacylglycerol) である。したがって、中性脂肪はトリグリセリドと同義とする場合も多い。TG、TAGまたはTrigという略号で記されることが多い。脂肪酸とグリセリン(グリセロール)が結びついて中性を示す事から「中性脂肪」と呼ばれる。
生活習慣病における中性脂肪の扱いは複雑で、一時期は完全に無視されるに至ったこともあった。つまりLDLコレステロール(悪玉コレステロール)やHDLコレステロール(善玉コレステロール)が重要とされ、中性脂肪は軽視された。人間の体内の中性脂肪が1000 mg/dL を超えると、急性膵炎のリスクが上昇すると考えられており、それさえ抑えればよいと考えられた。
現在世界の高脂血症治療の最先端・最高峰を示すATP-IIIというステートメントでは中性脂肪も立派に補正すべき存在へと戻った。特にメタボリックシンドロームの診断基準に取り入れられ注目されている。
※高血圧
とは、血圧が正常範囲を超えて高く維持されている状態である。高血圧自体の自覚症状は何もないことが多いが、虚血性心疾患、脳卒中、腎不全などの発症リスクとなる点で臨床的な意義は大きい。生活習慣病のひとつであり、肥満、高脂血症、糖尿病との合併は「死の四重奏」「syndrome X」「インスリン抵抗性症候群」などと称されていた。これらは現在メタボリックシンドロームと呼ばれる。
※動脈硬化症(どうみゃくこうかしょう)
動脈が肥厚し硬化した状態を動脈硬化といい、これによって引き起こされる様々な病態を動脈硬化症という。動脈硬化の種類にはアテローム性粥状動脈硬化、細動脈硬化、中膜硬化などのタイプがあるが、注記のない場合はアテローム性動脈硬化を指すことが多い。アテローム動脈硬化症は、高脂血症や糖尿病、高血圧、喫煙などの危険因子により生じると考えられ、最終的には動脈の血流が遮断されて、酸素や栄養が重要組織に到達できなくなる結果、脳梗塞や心筋梗塞などの原因となる。
最近では、動脈硬化症の原因と考えられている高脂血症や、危険因子がなんらかの基盤で集積した状態であるメタボリックシンドロームについての研究が盛んである。
※虚血性心疾患 (きょけつせいしんしっかん)
とは、冠動脈の閉塞や狭窄などにより心筋への血流が阻害され、心臓に障害が起こる疾患の総称である。
狭心症や心筋梗塞がこの分類に含まれる。
※脳血管障害 (のうけっかんしょうがい)
脳血管疾患 (Cerebrovasucular Disease:CVD)
脳梗塞と脳出血、クモ膜下出血に代表される脳の病気の総称。 他に、もやもや病、慢性硬膜下血腫等も脳血管障害に分類される。
※閉塞性動脈硬化症(へいそくせいどうみゃくこうかしょう)
は、病名。主に下肢の、主に大血管が慢性に閉塞することによって、軽い場合には冷感、重症の場合には下肢の壊死にまでいたることがある病気である。
※糖尿病(とうにょうびょう)
は、糖代謝の異常によって起こるとされ、血糖値(血液中のブドウ糖濃度)が病的に高まることによって、様々な特徴的な合併症をきたす危険性のある病気である。一定以上の高血糖では尿中にもブドウ糖が漏出し尿が甘くなる(尿糖)ため糖尿病の名が付けられた(Diabetes=尿、Mellitus=甘い)。腎臓での再吸収障害のため尿糖の出る腎性糖尿は別の疾患である。
タグ:肥満




















